車が走行中にカタカタという音がすると、運転者は不安になりますよね。この音は何かしらのトラブルの兆候かもしれません。
今回は、車が走行中にカタカタと音がする原因と、その対処方法について詳しく解説します。
車の走行中にカタカタ音がして原因がわからない、そういう場合の原因や修理料金を紹介します。
車の走行中にカタカタ音がする原因
車の走行中にカタカタ音がする原因について
車の走行中にカタカタ音がする主な原因は以下の通りです。
- CVジョイントの欠陥や摩耗
- ホイールナットの緩み
- ストラットの不良
- ドライブベルトの緩み
- エンジンオイルの低下
- バッテリーの故障
- タイヤの空気圧不足
- サスペンションの部品(ボールジョイント、ブッシュなど)の摩耗
- タイヤの摩耗やパンク
- タイヤのバランスが崩れている
- ブレーキパッドの摩耗や劣化
走行に支障が出る可能性がある音の場合は早めに点検・修理することが大切です。エンジン周辺やタイヤなどの足回りから音がする場合は特に要注意です。
内装品からの音であれば比較的軽微なケースが多いですが、放置していると振動が大きくなり、より大きな故障につながる可能性もあります。できるだけ早く発生源を特定し、必要に応じて整備工場での点検を受けることをおすすめします。
カタカタ音の原因を特定する方法
車からカタカタ音がする原因を特定するには、以下のような方法があります。
音がする場所を特定する
- 車内か車外か、前後左右のどこから音がするかを確認する
- エンジンルームかタイヤ付近かなどできるだけ詳しく場所を特定する
音がする条件を確認する
- 走行中なのかアイドリング時なのか
- アクセルを踏んだときだけなのか、曲がったときなど条件を確認する
最近修理やパーツ交換をした箇所がないか確認する
- 社外パーツの取り付けをしたり、修理をした箇所から音がする可能性がある
エンジンルーム内の点検をする
- ベルトの滑り、オイル不足、タイミングチェーンのたわみなどが考えられる
- 異常が見つからない場合は走行テストが必要
整備工場で診断してもらう
- 工場ならリフトを使って車体の下を確認できる
- 詳細な診断と必要な修理をしてもらう
できるだけ詳しく音の状況を伝えて診断してもらうことが大切です。カタカタ音の原因は様々ですが、早期発見と対応が肝心です。
カタカタ音の修理方法と料金
車からカタカタ音がする場合、原因は様々ですが、主に以下の部分の不具合が考えられます。
- エンジン:オイルが不足していたり、劣化している場合にカタカタ音がすることがあります。オイル交換で改善することが多いです。オイル交換の費用は5,000円~10,000円程度です。
- 排気系:マフラーの腐食などにより、カタカタ音が発生することがあります。マフラーの交換で20,000円~50,000円程度の費用がかかります。
- ドライブトレーン:トランスミッションやディファレンシャルギアなどの不具合でカタカタ音が出ることがあります。個々の部品交換だと10,000円~30,000円程度ですが、全体的なオーバーホールを行うと50,000円以上かかることも。
- 足回り:ブレーキパッドの摩耗や劣化、サスペンションのブッシュの摩耗などでカタカタ音が発生することがあります。ブレーキパッドの交換は1輪20,000円程度。サスペンションブッシュの交換は10,000円~20,000円程度です。
以上のように、カタカタ音の原因によって修理費用は異なりますが、多くの場合1万円~5万円程度の費用がかかることが多いでしょう。
ただし、トランスミッションやディファレンシャルギアなどの大掛かりな修理の場合は、20万円を超えるケースもある点に注意が必要です。
まとめ
カタカタ音の原因としては、タイヤやブレーキなど複数の要因が考えられます。問題の特定と修理には、整備工場での専門的な点検が必要です。
修理費用は、1万~5万円程度がかかる可能性があります。安全な運転のためにも、異音がしたら早めのチェックが大切です。