車のドアロックアクチュエーターとは、ドアのロック・アンロックを機械的に操作する部品です。
ドアハンドルを引いたり、リモコンキーで操作したときに、実際にロックのON/OFFを切り替える大切な役割を担っています。
車のドアロックアクチュエーターが壊れた場合に修理費用がいくらぐらいかかるのか紹介します。
車のドアロック アクチュエーターが壊れた場合に交換した際にかかる費用はいくらか紹介します。
ドアロックアクチュエーターの役割
ドアロックアクチュエーターの主な役割は、運転席や助手席、後部座席のドアをロックしたりアンロックしたりすることです。
ドアハンドルを引いたときや、リモコンキーで操作したときに、メカニカルにドアのロックをON/OFFする働きをしています。正確に動作しなければ、ドアの開閉に支障が出ます。
ドアロックが動作しない原因
ドアロックアクチュエーターが動作しない主な原因は、部品の摩耗や劣化です。長年の使用で摩耗してしまったり、錆びて動きが悪くなることがあります。
事故や衝突で変形したり、損傷を受けた場合も動作不良の原因となります。電気系統の不具合で電力が供給されなくなるケースもあります。
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ドアロックアクチュエーターの交換費用はいくら?
- 部品代は車種によって異なりますが、純正品で1万円前後が目安です。中古品や互換品を利用すればもう少し安くなります。
- 工賃は作業時間によって異なりますが、簡単な場合は1万円程度、複雑な場合は2万円を超えることもあります。
- 持ち込み部品の場合、信頼のおける中古品や互換品であれば修理店は受け付けてくれることが多いです。ただし、不具合が発生した場合の責任は持ち込み側にある点に注意が必要です。
- 車種や年式によっては、アクチュエーター一式の交換が必要な場合もあります。その際には更に費用がかさみます。
- ディーラーで修理を依頼する場合、部品代・工賃ともに若干高くつく傾向にありますが、信頼性の高いサービスが受けられます。
ドアロックアクチュエーターの交換費用は、使用する部品と工賃を合わせて2~3万円程度が目安です。
使用する部品の違いによる価格差
純正部品を使用する場合は1個1万円前後ですが、互換品を使用すると5千円程度まで安くなります。ただし、品質や寿命に差が出る可能性があります。
車のドアロック アクチュエーターを安く交換するには
アクチュエーター本体は高価なので、中身のモーター部分だけ交換することで大幅にコストを抑えられます。また、社外品のアクチュエーターに交換することでコストを抑えられるようです。
交換しない場合のデメリットは?
ドアロックアクチュエーターを交換しない場合、次のようなデメリットが考えられます。
ドアの開閉ができなくなる
ロック機構が動作しなくなるため、ドアが開けられなかったり閉まらなくなることがあります。運転席ドアが開かない状態は大変危険です。
盗難の危険性が高まる
ロックが効かず、車内の荷物が盗難に遭いやすくなります。車両自体の盗難リスクも上がります。
他の電装品への悪影響
ドアロックの故障が放置されると、ほかの電装部品にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ドアロック アクチュエーター交換の判断基準
次のような場合はドアロックアクチュエーターの交換が必要です。
- 動作の異常がある場合
- 点検時に摩耗や劣化が見つかった場合
- 事故や衝突で損傷がある場合
交換にあたっての注意点
ドアロックアクチュエーターを交換する際の注意点は次のとおりです。
- 正規ディーラーでの交換をおすすめ
- 純正品を使用すること
- 保証期間を確認すること
まとめ
ドアロックアクチュエーターが動作しない場合、ドアの開閉不能や盗難の危険性が高まるため、早めの交換が必要です。交換費用は部品代と工賃を合わせて2~3万円程度が相場です。純正部品を使い、正規ディーラーで交換することをおすすめします。