雪が降ってくると車のワイパーを立てる方が大勢いると思います。
どういう理由で立てているのか分からないが、周りが立てているので自分もと言う方もいるのではないでしょうか。
雪が降るとどうして車のワイパーを立てなければならないでしょうか?
ワイパーを上げる4つの意味は?
雪の日に車のワイパーを立てる理由にはいろいろあります。4つほどワイパーを立てる意味がある事を知っておきましょう。
1.窓ガラスにワイパーが凍り付かないようにする為
雪の降り始めの時にはフロントガラスが濡れてしまうので、当然ワイパーのゴムも濡れてしまいます。その後雪が降り積もって行くとゴムがフロントガラスに凍りついてしまうのです。
凍りついた状態でワイパーを動かすとゴムが切れたり、ゴムが変形してしまい窓の拭き残しが出てしまうようになってしまいます。また無理に動かすとワイパーのモーターが焼きつきを起こしてしまう可能性もあります。
2.ワイパーアームの変形や設定位置のずれ防止
ワイパーを立てておかないと、雪が降り積もった時にかかる重量は相当です。それがフロントガラスを滑り落ちて来るとワイパーに直撃します。この時にワイパーアームが変形してしまう事があります。
また滑り落ちた雪の重みでワイパーアームとモーターをつなぐ位置がずれてしまう為に正常な作動が出来なくなる事もあります。
3.雪かきをスムーズに行う為
ワイパーを立てておくと車に降り積もった雪をどかすのに、屋根やリアウインドウ・トランクなどは道具を使ってスムーズに雪を下せるのですが、ワイパーが立っていないと道具を使う事ができないためスムーズな作業が出来ません。
4.車の発見しやすくする為
これは豪雪地帯特有の理由になりますが、ワイパーを立てておかないと降り積もった雪で車がどこにあるのかが分からなくなってしまう為にワイパーを立てます。そうすれば発見が容易に出来るという事です。
雪の日のワイパーの立て方は?
車に付いているワイパーは普通に手前に引くと持ちあがります。しかし、エクステリアデザインによってはボンネットの中に隠れているタイプもあります。
車種によっても取扱いは違いますが、多くはハンドル横のワイパーレバーを手前に引く事でフロントガラスの途中まで出てきて止まります。この状態になってからワイパーを立てることになります。
ワイパーが折れることはないの?
雪が降ると必ずワイパーを立てなければならないと言う訳ではありません。雪質の状態によっては、立てたワイパーアームが雪の重みで折れてしまう事もあります。
多く水分を含んでいる雪が降る地域ではワイパーを立てない所ありますので、状況によって立てる立てないを決める方がいいでしょう。
雪用ワイパーの特徴や使い方は?
「雪用ワイパー?」と思う方もいるかもしれませんが、雪が降った時にはかなりの効果をあげてくれます。
普通のワイパーでは、長時間雪が降る中を走行するとフロントガラスがふき取った雪の水分で凍りついてしまいます。そうなると、見えにくい状態に陥ってしまいかなり危険です。
雪用ワイパーはブレード自体が凍らないように設計されており、ゴムの長さや厚みが増しています。その分撥水効果もされており、ブレード自体が冷たくならずに雪を払いのける事が出来ます。
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まとめ
雪の日にワイパーを立てる理由や雪用ワイパーの使い方などを紹介してきました。
毎年雪が降る地域の方なら常識と言われるものですが、ほとんど雪が降らない地域では、何でワイパーを立てるのかを知らない方も大勢います。たかがワイパーと思ってしまいますが、ワイパーアームやモーター交換と言った事になると、出費する金額も高くなってきます。
天気予報に雪マークが付いたらとりあえず、ワイパーを立てておく方が無難でしょうね。