タイヤ交換やタイヤチェーンを履く時に使うのが車用ジャッキではないでしょうか。
自分で車の点検などを行う方には必需品と言った作業用品ですが、最近の車には車載用ジャッキが付いていないタイプも出てきています。
ここでは、おすすめのジャッキ5選や選び方についてご紹介します!
車用ジャッキの種類や特徴について
車用のジャッキの種類は大まかに分類すると2種類に分ける事が出来ます。
◆パンダグラフジャッキ
・ねじ式
これは誰もが見たことがある一般的なジャッキになります。車載用の緊急用のジャッキになります。
ハンドルをグルグル回して車を上げ下げします。
・油圧式
形はねじ式と同じようなカッコですが、レバーを上下に動かすだけで、車がスイスイと上がったり下がったりします。
ねじ式に比べて格段と楽に車が上がりますから作業が早く出来るようになります。
◆フロアジャッキ
これの大型の物はディーラやカー用品店のピットにも置いてあると思います。
タイヤが付いていて、車のジャッキポイントに入れて後は油圧式のパンダジャッキと同じ様にレバーを上下に動かすだけで車が簡単に上がって行きます。
パンダジャッキより安定しているので、タイヤ交換等の時には非常に楽に作業が出来ます。
ジャッキの選び方やポイントは?
ここではフロアジャッキの選び方を紹介しましょう。フロアジャッキは高いと言うイメージがありますが、5000円~1万円位で購入が可能です。
1.耐荷重
車をジャッキアップする時にジャッキの耐荷重以上の車は当然もちあがりません。
また、2tジャッキを購入したからと言っても車重が2tの車が持ち上がると言う訳でもありません。ジャッキアップした時のストローク量と受け皿の関係が問題になってしまいます。
フロアジャッキを購入する場合には、車重の1.5~2倍の耐荷重のジャッキを購入するのがベストな選択になります。
2.耐久性
フロアジャッキを購入しても外国メーカーの場合には粗悪な物もたくさんあります。
車重以上の耐荷重のフロアジャッキにも変わらず、ジャッキアップした時にジャッキが上がらない。ストロークが曲がってしまったなどと言う事があります。
なるべくは、国産の物が安心して使えると思います。
3.修理が可能な物
フロアジャッキは油圧タイプですから、かなり酷使した場合にはパッキンから油漏れなどを起こす可能性もあります。
メーカー品の場合は修理が可能な物もあるので、修理が効く物が一応お薦めになります。
4.受け皿が大きい物
アームの先端の受け皿が大きいとジャッキアップする際に簡単に車が持ち上がるからです。二輪同時に上がるわけですから、当然作業効率も上がります。
但し、車のジャッキ受けとフロアジャッキの受け皿が違いすぎると、車体側にキズが付く可能性があるので、その辺りはケースバイケースで使い分ける必要があります。
5.車高の確認
車高を低くしている車や、販売時から車がローダウンしている物まで今は多種多様になっています。普通のフロアジャッキでは車体の下に入らない物も出てきてしまいます。
車がローダウンしている場合には、ローダウン用のフロアジャッキを購入するようになります。
ジャッキのおすすめTOP5を紹介
ここでは誰もが使いやすそうなジャッキを紹介していきます。
1.ガレージジャッキ 低床 フロアジャッキ 3t ジャッキ
販売価格 13800円
低床車から普通車でも対応可能
最低75mm~最大500mmまでジャッキアップが可能
7回で最大値まであがるので、作業効率も楽です。
2.ARACAN アルミ製ガレージジャッキ3t
販売価格 15570円
本体材質がスチールとアルミで出来ているのでかなり軽量。
最低102mm~最大470mmまでジャッキアップが可能
1310mmのロングハンドルタイプなので、ジャッキアップが非常に簡単です。
3.スチールガレージジャッキ2.25t
販売価格 5200円
ハンドルが360度回転。
ジャッキアップ時355mmまで上がります。
フロアジャッキの中でも最軽量の14kgです。
4.爪付き油圧ボルトジャッキ
販売価格 11300円
200~300mmの隙間があればそこからジャッキアップが可能。
爪部と頭部を交換する事で通常のジャッキよりも幅広く対応が可能
持ち手が付いているので、持ち運びしやすく作業時も安定して使用出来ます。
5.油圧式 ジャッキ 2t ローダウン対応
販売価格 5570円
最大荷重2.0tですから5ナンバーサイズのセダンならもちあがります。
最低85mmで最高値が370mmまでジャッキアップが可能。
ジャッキ自体の重量が12kg程度なので作業も楽に行えます。
車高が低くてもジャッキアップさせる方法
愛車をローダウンさせてみたものの、タイヤ交換を自分で行う時に困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ちょっとした工夫で普通のフロアジャッキでも愛車をジャッキアップさせる事が出来ます。
ジャッキアップしたい部分のタイヤに、板を数枚入れて普通のフロアジャッキが入るスペースを作るだけです。そうすればローダウン用でも普通のフロアジャッキでも、簡単にジャッキアップが可能になります。
パンダジャッキだとジャッキアップする場所が不安定な場所では危険を伴う可能性もあるので、若干重量がかさみますが、パンダジャッキのねじ式よりはフロアジャッキの軽めの物を積んでおくのも手かもしれませんね。